AGAの治療薬で副作用が起きたという話はよく聞きますが、一体どんな副作用が起きるのか気になりませんか?
実は、AGA治療薬の副作用で一番有名なのは、ED(勃起不全)です。
しかし、このEDはAGA治療薬によるものではないとも言われています。
実際、AGA治療薬でEDは起きるのでしょうか?また、他にはどんな副作用があるのでしょうか?
この記事では、AGA治療薬の副作用について解説していきます!
・AGA治療薬を服用している
・これからAGA治療を検討している
・AGA治療薬の副作用が知りたい
AGA治療薬の副作用とは?
そもそもAGAクリニックで処方される治療薬にはどのようなものがあるのでしょうか?
基本的にどのクリニックでも、処方される薬は決まっていて、
・デュタステリド「ザガーロ」
・ミノキシジル:外用薬
この3つが処方されます。
今回は、この3つのAGA治療薬の副作用について解説していきます。
フィナステリド「プロペシア」の副作用
まず初めにフィナステリド(商品名:プロペシア)の副作用についてです。
このフィナステリドは、Ⅱ型5αリダクターゼを阻害し、テストステロンがDHTに変換されるのを抑制します。
そのため、基本的には発毛を促す治療薬ではなく、抜け毛の予防に効果を発揮する治療薬となります。
詳しくはフィナステリドの記事をご覧ください。
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フィナステリドの服用で起こりえる副作用には、
・勃起不全(1%程度)
・胃部不快感(6%程度)
・肝機能障害(0.2%程度)
・初期脱毛
があるとされています。
フィナステリドの場合は男性機能に影響を及ぼす副作用がほとんどです。
デュタステリド「ザガーロ」の副作用
お次にデュタステリド(商品名:ザガーロ)の副作用についてです。
この薬は先ほどのフィナステリドと非常に似ていますが、作用する場所が若干違います。
デュタステリドは、Ⅰ型・Ⅱ型5αリダクターゼを阻害します。
フィナステリドはⅡ型のみの作用するので、デュタステリドの方が広い範囲で効果を発揮してくれるのです。
詳しくはデュタステリドの記事をご覧ください。
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デュタステリドの服用で起こりえる副作用は、
・黄疸(頻度不明)
・勃起不全(3%程度)
・精力減退(1%程度)
・乳房障害(1%程度)
・初期脱毛
があるとされています。
基本的にフィナステリドと起こりうる副作用はほとんど同じです。
ミノキシジルの副作用
最後にミノキシジルの副作用についてです。
ミノキシジルはAGA治療薬の中で唯一「発毛効果」が認められた薬となります。
血管拡張作用があり、毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させ、成長因子を分泌させます。
内服薬のミノキシジルタブレット(ミノタブ)をAGA治療薬として承認している国は1つもなく、外用薬での処方になります。
なぜミノタブが認められていないかというと、
からです。
そのため、外用薬は日本で一番強い薬でもミノキシジル配合5%までとなっております。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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もちろん外用薬だから副作用が起きないなんてことはなく、
・頭痛
・低血圧(多量の使用した場合)
・循環器疾患
・初期脱毛
が起こるとされています。
基本的には頭部に直接つけるものなので、頭部に起こる副作用がほとんどです。
また、4年間で500例の循環器疾患の副作用が報告されており、あながち安全とは言い切れない薬かもしれません。
初期脱毛はどの薬でも起こりうる
AGA治療薬3つ全てに共有する副作用として、初期脱毛があります。
なぜ脱毛抑制の為に始めたAGA治療薬で、逆に脱毛が起きてしまうのでしょうか。
その理由は、
です。
AGA治療薬が効き始めると、全体の6,7割を占めていた休止期の髪の毛の下から新しい成長期の髪の毛が生えてきます。
すると古い髪の毛は押し出され抜け落ちてしまうのです。
もちろん根本から新しい毛が生えてくるので、まったく心配はいりません!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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勃起不全(ED)は起こるのか
フィナステリドもデュタステリドも、EDが起こる確率は全体の1~3%程度です。
しかし、実はAGA治療薬は関係ないのではないかと言われているのです。
そのように言われる理由は、
・副作用を考えすぎて、逆にそうなってしまう(ノシーボ効果)
・その後自然に治ることがほとんど
が考えられます。
まずAGA治療をしていなかったとしても中高年はEDに悩まされやすいのです。
そして、「副作用でEDになるかも」と深く考えすぎてしまうことでEDになってしまうことがあります。
このような現象をノシーボ効果と言いますが、心理面の影響が大きいのが特徴です。
そして、最初はEDに悩まされていても後々「なんだ気のせいか」となることが多いようです。
上記のことを考えると、さほど気にする必要はなさそうですね!
副作用の影響を抑えるには
これはすごくシンプルですが、
を使用することです。
より強い薬であったり、より安価な薬を求め、海外から個人輸入する方は少なくありません。
しかし、安全性がまったく保障されていないので、とても危険です。
効果が強い薬や安価な薬ほど副作用が出やすいのは間違いないので、副作用を抑えたいのであれば、処方された薬のみを使いましょう!
ちなみにオススメのAGAクリニックは、
です!
どのクリニックへ行くか迷っている方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
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結論:副作用は起こるがごく稀!EDは気のせいかも
基本的に現在、日本のAGAクリニックで処方されている薬は安全性の高いものなので副作用は起きにくいと考えてもらって問題ありません。
もしAGA治療薬を使って、副作用が起きた場合は医師にちゃんと相談しましょう。
また、勃起不全(ED)が副作用として起こりやすいと言われますが、案外気にしなくてもいいのかもしれませんね!